ユニセフ?名前は聞いた事はあるけれど何をしている機関なの?

テレビなどでお馴染みのユニセフについて

テレビのニュースやネットの中でのニュースなどでユニセフについての話題が取り上げられる事がありますが、名前は聞いた事はあるけれど、何を行っている機関なのか知らない人も少なくないのではないでしょうか。

ユニセフは世界中の子供達の命や健康を守るために活動を行っている国連機関です。
日本はとても裕福で貧困の差もそれほど激しくない、欲しいものがあればお金を出して購入する事が出来るなど恵まれた国です。

最近は、モノが溢れる時代などと言いますが、モノが溢れる国も日本の特徴です。
鉛筆を使う子供は少なくなっているかと思われますが、子供の頃にモノを大切にしないと罰が当たるなどと両親に叱れた経験を持つ人も多いのではないでしょうか。

鉛筆は短くなっても役目を果たせる、書きにくい時には鉛筆サックを使えば短くなっても字を書く事が出来ます。
しかし、鉛筆はそれほど高いものではないので、短くなって書きにくくなれば新しいものを買えば良い、ノートについても学年が終わったので、まだ使えるページが半分以上残っていても新しいノートに変える、今まで使っていたノートは捨ててしまうなどモノを粗末にしてしまった経験を持つ人もいるでしょう。

鉛筆やノートを買えない子供たちが世界にはいる

世界中の子供達の中には鉛筆やノートを買う事が出来ない貧しい国で生活を送っている事も多くあり、ユニセフは恵まれない子供達のための募金活動や広告活動を積極的に行っているなどの特徴を持ちます。

アフリカの子供たち
写真/http://alternas.jp/work/challengers/19900より

世界のどこで生まれても、持って生まれた可能性を十分に引き伸ばせたい、そして大人に成長出来るように支援続けている団体組織です。
子供を最優先に考えるなどの特徴を持っています。

ちなみに、世界の中には色々な国々があるわけですが、ユニセフは34の国と地域に設置が行われており、これらの組織がそれぞれ募金を集める、集めたお金を本部に送る、各国地域の事務所に本部から支援金を送付するなどの仕組みがあります。

また、各国の政府からの支援金も本部に集められ、各国地域の事務所にお金が提供される、そして子供達のためにお金が使われる事になるわけです。
ユニセフの活動には募金活動、広告活動、そしてアドボカシー活動の3つが主体です。

日本ユニセフ協会への募金の種類・方法について

ユニセフへの募金の仕方について

募金活動の中には月々一定額を銀行や郵便口座、クレジットカードなどを利用して募金を行う事が出来るマンスリーサポート・プログラムがあり、このプログラムは栄養不良から小さな命を守るための募金を募るものです。

このプログラムが開始された背景の中には2年連続の干ばつにより、食糧事情が悪化した地域で生まれた幼い子供の栄養不良が引き金となったものです。

アンゴラ南部の州の病院に母親に抱かれて運ばれた1歳の子供は家族の中でも最年少、そして真っ先に栄養不良に陥ったのです。
人間は衰弱してしまうと食べ物を受け付けなくなると言われていますが、この子供も衰弱した身体は食べ物を受け付けてくれなかった、そのままにしておけば命に危険な状態になるなど、栄養治療が必要でした。

衰弱した身体に負担をかけないように、少量の治療用ミルクを毎日24時間与え続けるなどの栄養補給を行い続けると、5日後には食欲が戻り始めました。
退院時には元気になって来たものの、油断が出来ない状態、そこで病院は母親に栄養治療食を渡したのです。

この栄養治療食は高栄養価の治療食である事、常温保存が出来る事、自宅で栄養治療を可能にしたものであるなどの特徴を持っており、ミルクフードと呼びます。

このマンスリーサポート・プログラムは世界中の子供達のミルクフードを提供するなどのために使われる募金を集めているもの、世界中にはミルクフードが必要な子供達が大量に存在していると言います。

治療を受けたくてもお金がないので治療を受けられない、栄養不良が原因で1日8000人以上の幼い命が奪われているのです。

緊急募金について

また、ユニセフの募金の中には戦争や予期せぬ自然災害など、緊急事態が発生した際に緊急支援を目的としたダイレクトメールの送付も行われていますが、これは緊急募金と呼ぶもので、協力者を事前に募集、緊急時に協力者に対してダイレクトメールを送信、協力者からの募金は本部に集められて支援国に送金が行われる仕組みになります。

過去の実績の中にはアフリカの干ばつやシリア、人道危機など様々なタイミングで緊急募金を実施しています。
例えば、アフリカの干ばつでは約6億5千万、シリアでは約4億9千万円、人道危機では約1700万円、いずれも2017年度の緊急募金金額で、2017年度における緊急募金金額の総額は約12億3千万円にも上ります。

現実的には、この募金金額では世界中の子供達をすべて救済する事が出来ない、募金額が不足しているのが現状です。
特に自然災害はいつ起きるか分かりませんし、自然災害が発生すれば幼い子供達の命も失われるリスクも高くなります。
緊急時の募金やマンスリーサポート・プログラムなどのような定期的な募金で世界中の子供達を救済するための仕組みが確立されているのです。