子供や中学生のうつ病の特徴

うつ病

子供のうつ病について考える

子どもにも「うつ病」があることを知っていますか?
子どもは言葉で体や心の不調をうまく表現できないので、イライラしたり問題行動と言う形で出てしまい、親や保育士や教師などの周りの人にも分かり難いです。

子どもの場合は大人と違って、自分の心の状態を客観的に見ることが出来ません。
それに加えて不調を言葉で親に伝えるということも、まだまだ上手にできません。

少しのことで感情的になったり反抗的になったり、お腹が痛いとか頭が痛いとか体がだるい等の訴えになることも多いです。
学校に行きたがらないというのも、症状の一つだというケースもあります。

小学校の1~2クラスに1人、中学校の1クラスに2~4人くらいの割合でうつ病の子どもがいるという報告もあるのが、現状です。

中学生の場合は、ジェットコースターの如く成績が急降下したり、行動が荒れたりイライラすることが多くなります。
優しかった子が暴言を吐いたり、暴力を振るうなどの兆候が現れるケースも見られます。

しかし、これらが見られても「反抗期なのかな?」と思って鬱状態だとは思わないことも多いです。

お子さんはお子さんで懸命にがんばっている

中には親に心配をかけまいとして、自分の心の不調に気が付いていても、自分の家が見えてきたら玄関の数メートル前で変身するかのように途端に明るく振舞っている、という健気な子どももいます。

親は成績の急降下を「ちゃんと勉強してるの?」などと叱ったり、がっかりと落胆したりするでしょう。
しかし、お子さんはお子さんで懸命にがんばっているのだ、ということを理解しておきたいものです。

現代社会は何かと世知辛く、勝ち組だとか負け組だとか言われます。
親は我が子を負け組にさせるわけにはいかないと必死です。
しかし子どもは、休日も早朝から塾通いで夜遅くに帰宅する子もいます。

学校に行けば行ったで、今は●●君がいじめのターゲットになっているけど今度は自分がいじめのターゲットになる可能性もある訳で、常に緊張を強いられています。
塾でもいじめは存在するし塾内の人間関係が難しい場合もあるし、勉強に付いていくのが大変だということもあるでしょう。

お子さんが体の不調を訴えてきたら話をよく聴くようにする

では、お子さんをうつ病から守るためには親はどのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。
もしもお子さんが体の不調を訴えてきたら、話をよく聴くようにすることが大切です。

「体がだるい」とか「休みたい」と言った時に、ついつい根性がない子だと思ってしまったり、「えーっ?また具合が悪いの?」と疑問的に言ったり、「熱はないのだから、それくらいは気力で頑張れるでしょ」という感じで対応しがちですが、しっかりと話を聴くようにしましょう。

血が出ていれば目に見えるので分かりますが、疲れたや痛いは目に見えないだけに理解しにくいところもあります。
しかし、理解しようとする姿勢が大事なのです。

近年は若者たちの間で「新型うつ病」と呼ばれる新しいタイプの鬱も見られます。
これは正式な病名ではなく、マスコミ等が作った病名ですが知っておきたい病気の一つです。

新型うつ病の特徴は、普段は気分が落ち込んでいて鬱状態だけど、趣味や自分の好きなことであれば遊びに行ったり活動することが出来る、といった点です。

そのため、授業には出られないけどクラブ活動には元気に参加できるとか、体調不良で欠勤が続いているのに映画を見に行ったりカラオケを歌いに行ったりすることはできる、という状態になります。

親や教師や上司から見れば、サボっているとか怠けているとか単なる我儘にしか思えないでしょう。
このような病気があるということを知らないと、ますます追い込んでしまうことになりかねません。

うつ病にならないために

うつ病にならないためには、ストレスを溜めないことが大切です。
自分なりのストレス解消法を持ちましょう。頑張るのと無理をするのは違うということや、もうネジ穴がすり切れているネジを無理やりに回せば動かなくなることもある、ということを心得ておきたいものです。

そして、「セロトニン」と言う言葉を聞いたことがあると思いますが、これが予防になります。
セロトニンは太陽の光を浴びることで作られるので、晴れている日は10分ほどで良いので太陽の光に当たるようにしましょう。

バランスの取れた食事も重要です。
セロトニンの材料となるトリプトファンと言うアミノ酸をたくさん含んでいる魚や肉や大豆製品や乳製品を、他の食品と共に摂る様にしましょう。
栄養は個人プレーは苦手でチームで働くので、野菜も毎食たっぷりと食べることが大切です。

万が一鬱状態になった時は、「がんばりなさい」は禁句です。
これこそがネジ穴のすり減っているネジを無理やりに回そうとしているようなものです。
「つらいね」などとお子さんが言った言葉を同じように言ったりして、共感することが大切です。

そして、鬱状態になっている時は思考力が落ちるので、重要な決断を下すのはできるだけ先送りにする方が良いでしょう。
仕事を辞めたいとか学校を退学したいとか部活を退部したいなどは、できれば休職や休学や休部という形にして元気になるのを待つのが理想的です。

 

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