前田社長が語るゼネコン産業が経済に深く関わる理由

専門家の前田裕幸さんがゼネコンと経済の関係を語る

ゼネコン産業が経済に深く関わってくるという事は、昔から間違いなく続いているといって良いでしょう。
その理由はゼネコン産業が人の根本的な暮らしにかかわる事になるという事があるからです。

ゼネコンは建設業などの仕事をしているわけですが、建設という事は人の住居や施設などを建設するという事を主にしているいうことになります。
インフラなどの施設もゼネコンが建築しているといいって良いでしょう。

そうなると、人の暮らしと深くかかわる事になるので、ここが経済の基盤とも言うべき最も人が注力するところになるという事が考えられるわけ。

勿論人は衣食住の全てを必要とするわけですが、衣食は比較的容易に調達することが出来るのに対して、住は調達が比較的困難で会社のような大きな組織に頼らざるを得ないという事がありますから、この役目をゼネコンが担うという事で、この働きが経済に大きな影響を及ぼすことになるというわけです。

人が良きるうえで必要であるにも関わらずに、なかなか個としての人では建築物を造る事は出来ないので、組織として活動をする業者がこれを担ってするわけですが、そうなると当然お金が行きかう事になり経済が活性化することになるというわけです。

ゼネコンなどの業者は政府と結びつきやすい

そして、こうした業者は政府と結びつきやすいという事も大きな理由と考えていいでしょう。
政府は常に景気を良くしたいという事を考えるので、一番景気を良くするのに使えるのが、こうした業者という事になるわけです。

ここは衣食のように簡単に調達をする事が出来ない代わりに、多くのお金を動かして経済を活性化させるという事も考えられるという事になります。

政府は直接的にお金を動かして経済を活性化するという事は出来ないので、こうした業者を動かして経済を活性化するという事をするようになったわけで、ある意味では景気刺激策としてこのような業者を活用するという事も考えるようになったのが近代の政府という事にもなっていると前田裕幸さんは言います。

そして、このことは業者からしても願ったりかなったりという事になります。
何しろ政府からの受注ということになれば、お金に糸目をつけないで無制限に高い受注を獲得することが出来るという事があります。

何しろ政府は元々はお金を持っているわけではなく、税金という形で市民から徴税をしたお金で事業をすることになるので、徴税次第でいくらでもお金を獲得することが出来るという事になっている。

このような場合、業者としてはお客様として政府ほど理想のお客様はいないという事になり、やはり目線は政府の方に行くという事になります。

民間の方に目線を持っていくと、激しい競争とチェックの視線にさらされるという事になりますが、政府からの受注となればチェックも無ければ競争もない、それでいて値段は言い値でいくらでもコスト増も認めてくれるという事になるわけですから、ここに入り込まない業者が要れば不思議なくらいという関係になっていくわけです。

最近は入札制度というものが設けられているが・・・

この事が、あまりにもひどいので、最近は入札制度というものが設けられて、入札で業者を決めるという事が行われますが、この入札においても、業者同士で談合をして予めどこが受注するのかを決めるという事をするので、あまり効果は無くなっているというのが実態という事も言えるのかもしれません。

何しろ政府からの受注という事の魅力はあまりにも大きいので、競争することのデメリットの方が大きすぎるという考え方になってしまいます。

政府は政府で入札が適正に行われてしまうと、政府としてのメリットは無くなってしまって、業者からの口利きなども何も無くなってしまうので、このシステムをまともに機能させるという意志がほとんどないという事が今の実態と考えていいでしょう。

形だけしていれば、それで問題になる事はないわけですから、わざわざ談合が行われているかどうかをチェックして適正かどうかを調べるというような事をする意義は政府には無いという事で、これも放置されることがほとんどということになるわけです。

基本的に政府が存在している理由は景気を良くするという事が建前になっていますが、かっちりと税収を獲得するという事が目的なので、別に景気がどうこうという事は関係ありません。

それが証拠に景気がどうなろうと税金が安くなるという事はありませんでした。
リーマンショックというとんでもない景気後退の時期があっても税金が安くなることはなかったのです。

この事を考えても政府が景気を良くすることを最優先で考えているのではなく、税金を獲得することを最優先で考えているという事は間違いないでしょう。
その為の口実して景気対策というモノが語られるという事が多いという事は現実としてあることです。

そして、その景気対策として真っ先に出てくるのがゼネコンを活用した公共事業というもので、業者に意味のない仕事を発注してそれで景気対策のような事をしているのだと前田裕幸さんは解説しています。

 

出典元:映画ライター前田裕幸が選ぶ売れっ子脚本家の思考法・仕事術 – NAVER まとめ